2011年12月23日金曜日

斧で薪割り

先日伐採したクヌギの木を薪割りします。枝の付け根は特に工夫が必要です。
斧はグレンスフォシュのスプリットモールです。

 
  この斧は,少し重いのですが太い丸太も楽に割れます。刃が食い込んでもハンマーで叩くことができます。柄の付け根が薪に当たっても折れにくく,さらに柄が太く握りやすいので気に入っています。
 クヌギはパリッと割れてくれるので,気持ちいいですね。スカッとします。カシの大木やケヤキ,クスノキは繊維が絡んで割れないのでくさびが2本必要です。10倍疲れます。それでも貴重な燃料なので無駄にはできません。
 割った薪は2ヶ月以上日当たりの良い所に放置します。木口にたくさんひびが入ったら雨が当たらず日当たりの良い所に積み上げ2年乾燥させます。
 クヌギやコナラは甘い香りがします。まるでカブトムシの気分です。ブランデーやウィスキーの味も樹脂が溶け込んでまろやかになるのがわかるような気がします。
 楠の木はさわやかな香りがします。雨上がりは特に匂い立ち,気分爽快です。
 植物というものは,ただ光合成して成長するためだけに進化してきたのでしょうか。環境の変化に対応するためにこれほどの違いが必要なのでしょうか。それとも単なる偶然の賜物なのか。
 植物の性質はどこかで動物の生理とつながっています。
 甘い香りはおいしいキノコにつながり,動物の栄養となります。さわやかな香りは動物の迷いを消し去り,健康な精神に導きます。
 長い年月を経てすべての生物がつながっていたのに,その知恵を忘れてしまっているような気がします。
 たまには自然に感謝しないといけないかな。

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