2012年4月28日土曜日

京都の旅4

2日目は,JRで宇治の平等院に向かいました。
平安時代の木造建築です。屋根の形がとても鋭くて美しいと思います。


空を飛ぶ雲中菩薩52体もすばらしいと思いました。


ひと気のない小さな世界遺産,宇治上神社で気を高めます。日本最古の神社です。


源氏物語ミュージアムでは,平安時代の様々な女性を表現した小説であることを知りました。


昼ご飯は,錦市場で食べ歩きです。鯖寿司,串蛸,みたらし団子。生麩田楽,薩摩揚げ。


最後は,息子がどうしても行きたいと言うので,オープン直後の水族館に行きました。


満員御礼,夕方なのでなんとか入場できました。


水しぶきを浴びても,うれしいばかりの子供達です。


やっと帰って来ました。やっぱ,お家がほっとするー。そりゃ,ここが極楽ですから。


2012年4月26日木曜日

ケリを保護する優しき農夫

天気のいい日には,少し動いただけで汗ばむ季節になりました。我家の下の田んぼでは,近所のおじいさんが田植えの準備をされています。もうすぐ昼ごはんという時,急にトラクターの音が小さくなりました。おじいさんがトラクターを降り,両手で何かを運んでいます。
 亀ですか。いやいや,鳥が巣を作っとるから,除けとこう思うてなあ。卵もあるし。
そういえば最近,ケリー,ケリー,と大きな声が朝晩していました。時にはカラスや白鷺を追いかけていることもありました。卵を守っていたんですね。
おじいさんは,そっと休耕田の草むらに巣を置くと残りの田んぼを耕して帰って行かれました。
4個の卵は無事育つことができるでしょうか。

2012年4月25日水曜日

鯉のぼり

先日,やっと設置した鯉のぼりが,今日はサーマルに乗って元気に泳いでいます。


 近所のおじいさんが,孫のために基礎のしくみを聞いて来られたそうです。
 我家の基礎には3mの単管を打ち込みました。そこに4個の自在金具を取り付けています。細引きで上下2箇所を何重にも巻いて10mの竹を固定しました。竹を立てる時は,一番下に穴を開け紐で単管に固定しておくと浮き上がらず,一人で設置できると思います。
 何でも熊本では,雨が降っても揚げっぱなしだそうです。楽だけど,早くに傷みそうですね。
 でも,男らしい。ちょっとあこがれます。

2012年4月24日火曜日

京都の旅3

哲学の道を歩いて来たのは南禅寺です。でかい。昔は大きな木がたくさんあったんでしょうか。


 寺の奥には,今も現役の水路閣がありました。琵琶湖の水を発電や工業用水に使うために作られたそうです。境内の景観に留意した結果レンガ造りとしたなんて,すばらしいですね。わざわざ観光地を造るのではなく,コスト最優先でなく,必要なものを,必要な所に,景観を配慮して造ることが結局は末長く残っていくことになると感じました。


 今日の最後は清水寺です。江戸時代の木造建築が未だに残っているのが不思議な気がします。50年で朽ちてしまう鉄筋コンクリートの建物や橋が次々と造られていくのは仕方のないことなのでしょうか。


帰り道では,品の良いお兄さんがいる八橋のお店,香りの良い唐辛子のお店,手焼きのきんつばのお店で買い物をしました。唐辛子と抹茶のきんつばは最高でした。


今日のお宿は緑風荘です。
おやつを食べる。お風呂に入る。おいしい京都の夕食を頂く。布団にころがってテレビを見る。
父さん,ありがとう。ここは天国じゃねー。
えー,ここが天国なら,いつもは何なの?
何って,極楽だろ!


 翌朝,ロビーで京都市街の絵地図を見つけました。昨日の経路がとても良く解ります。
 女将に聞いてみます。すいません,この絵地図はどこかで売っているでしょうか。さあ,どうでっしゃろ。本屋さんに売ってるかも知れまへんけど,もし,ありましたら送らして頂きますわ。いえいえ,結構ですよ。本屋さんで探してみます。ありがとうございます。
 


2012年4月23日月曜日

ロケットストーブでアジ竹の子定食

息子が竹の子狩りに夢中です。裏山の登り道で3本収穫し帰ろうとする私を,竹藪の中から呼んでいます。父さーん,あったよー。あったー。またあったー。2個ずつセットで見つけるので掘るのも大変です。結局,16本収穫し,あく抜きをすることになりました。
ところがアルミの大鍋はあっても,使えるコンロがありません。そこで桜の山農場の坂本さんが使われているロケットストーブを参考に作ることにしました。
そして1時間後,完成です。煙突が長いので煎餅缶を風防に乗せました。


火の番は息子に任せます。
それにしても,このロケットストーブはすごい。煙突を真っ赤にして,なんでも良く燃える。草や竹,木屑も。小さいものは上から,長いものは下から補給できる。家の周りの自然ごみが全て燃料となる。自然に無駄なものはないことが実感できる。更にわずかな燃料で調理ができる。
息子でなくても,とにかく火を焚くのがおもしろいのです。


 1時間ほど灰汁で焚くと,竹の子が茶色になりました。湯を換えて再度加熱すると出来上がりです。

 今日の晩御飯を母さんに聞くと,アジの塩焼きです。よし,外で焼こう。煎餅缶のふたに穴を開け,網を載せて魚を乗せます。火は熾き火です。更に缶の本体をかぶせてオーブンにしました。


 刺身用のアジがおいしそうに焼けました。


 母さんにご飯をよそってもらいます。香ばしく茹で上がった竹の子を鍋から取り出して輪切りにし,塩を振ります。
 いただきまーす。アジもおいしい。ご飯もおいしい。竹の子も甘くておいしいね。
父さん,今度する時はご飯も炊けるかね。ああ,できるよ。風除けがあったほうがいいかもなあ。


 時間は掛かりましたが,楽しくおいしい,アジ竹の子定食でした。

2012年4月22日日曜日

クレパス画の展覧会

息子がクレパス画展覧会の招待券を持って帰りました。最近美術館に行ってないし,仕事の帰りにでも行ってみるか。招待券に名前を記入します。えー,私が子供と行こうと思ってたのにーもー。そう言われてもボールペンで書いちゃったし。ということで,3人でお出かけとなりました。やれやれ。
 入口では,クレパスの由来が説明されていました。それによると,アメリカから輸入するクレヨンが固かったので,ワックスに油を加え,書き易く混色もできるように開発したそうです。
 実際に見て回ると,ラフなデッサンからしっかり塗り込んだ作品までありました。クレパスのタッチがそのまま残っているので,色を重ねるテクニックも分かります。
 動物好きの息子が気に入った絵です。柔らかい雰囲気がとてもいい絵だと思います。


 母さんの気に入った絵です。シンプルな構成で,気取りなく塗り込んだクレパスがほっくりした暖かさをうまく表現しているように思いました。


私の気に入った絵です。油彩と遜色ない描写で,生きていく力強さが表現されていると思います。


 他にも,小磯良平や山下清など魅力的なクレパス画が鑑賞できて,久しぶりに頭が活性化したような気分になりました。
 今はなんとなく時間が足りないような自分も,以前は子供の絵をじっくり描くことがあったことを思い出します。




2012年4月19日木曜日

山菜ラッシュ!

暖かくなってきました。椎茸を収穫していると,ひらひらと桜の花びらが舞い落ちます。
 そろそろ,たらの芽が出るころかな。あー,ほんまに出とる。早速,ざると高枝鋏を用意します。
 おーい,たらの芽を取りに行くぞー。


 裏山のたらの木を1巡すると,そこそこの収穫でした。


 裏山から降りる途中,イタドリを発見しました。小学校からの帰り道,よく食べながら帰ったのを思い出します。赤いタッチンが渋くなくて,皮も剥き易いんですよね。今日の晩ご飯のデザートにします。皮を剥いて砂糖を振り掛けるだけ。十分おいしいと思います。


 山道を更に降りて行くと,息子が叫びました。あったー。竹の子だー。
  
 小さいかな,と思ったけれど,いいサイズです。でも,皮を剥くとやっぱり小さいんですよね。
 

 我家の竹の子は,しっかりあく抜きをしないとおいしくありません。
私のあく抜きのやり方です。
1 バケツの灰にたっぷりの湯をかけ,上澄みを鍋にとります。
2 鍋に縦割りの竹の子を入れ,30分炊き,放置します。
3 灰汁が茶色になれば成功です。
4 鍋に洗った竹の子と湯を入れ,軽く沸騰させ冷ませば完成です。

 そういえば,ワラビも行ってみようぜ。あったー。でかいー。なぜかここのは毎年でかい。
 写真を忘れてワラビ狩りを楽しみました。
 帰ると早速,あく抜きをします。
私のやり方です。
1 バケツの灰にたっぷりの湯をかけて上澄みをとり,鍋で沸騰させます。
2 ワラビを並べた容器に,熱い灰汁を入れて放置します。
3 翌日,洗ったワラビを湯につけて冷まします。固い時は少し加熱します。
あとは,煮付けや天ぷらもおいしいと思います。

 きょうの晩御飯は山菜の天ぷらです。
  椎茸の周りでは,雪ノ下が真新しい葉っぱを広げています。げっと。
  先日,収穫した甘いヨモギが大きくなっていました。げっと。
  柿ノ木の下では,毎年三つ葉が育ちます。ゲット。
  蕗のトウが冷蔵庫に入っています。ゲット。かじった息子がおえーっとなったけど,挑戦します。
  そして,たらの芽。ゲット。慎重にタラ虫をはずします。この直径2mmのてんとう虫の本当の名前が分かりません。どなたかご存知の方,是非教えてください。
 
 夕方6時30分,やっとできました。


 右上の小さな蕗のトウは,苦味を警戒して4つ割りにして揚げました。程よい苦味がとっても美味。
もっとたくさん揚げればよかったー。
 ヨモギも甘くてうまいー。
 雪ノ下は揚げすぎたー。
 三つ葉はまあまあです。
 そしてたらの芽は,ほくほくで,甘くて,おいしく頂きました。

肥料も農薬もせず,こんなにおいしい山菜ができるのが不思議です。自然の恵みに,感謝。

2012年4月16日月曜日

薪ストーブ春祭り

先日,ストーブ屋さんのスプリング・フェアーに行って来ました。雨も上がり桜も満開,なんとなく心もワクワクします。


 ショールームでは,お客さんの質問も真剣そのもの。いいストーブが見つかるといいですね。
個人的には,調理のできる左手前のストーブが気になります。


ポールさんがジャムを作っていたアンコールの上に,2個のエコファンが回っていました。少し大きなファンはゆっくりと,ノーマルファンは元気に回っています。実際の回転を見て,ノーマルタイプの購入を決意しました。これだから実際に体験できるフェアーはいいですね。


 ジャズ喫茶のマスターは,サムゲタンやあらゆる燻製を皆さんに提供しておられました。
おいしかったです。ここではストーブではなく,なんとカマドも使われていました。欲しい。


 薪割りコーナーでは,60歳を越えたおばあさんが斧を振り上げていらっしゃいました。薪ストーブはお年寄りをも元気にしてくれるんですね。
 個人的にはヘリコと同じデザインでカラーの溶接された斧が気になりました。


 毎年,お客さんが増えているこのフェアー。薪ストーブの愛好者が益々増えることを祈りながら,会場を後にしました。最後のくじで,息子がヨツールのTシャツをゲット。やったね。

2012年4月12日木曜日

大きな火ばしの改良

我家には,おしゃれなストーブの道具はありません。気に入った物は40,000円もするのでなかなか決心できないでいます。その為とりあえず100均の火ばしと十能を使って来ました。しかし,これが長さ45cmしかありません。ついうっかりして袖口にすすがつくことが,時々ありました。また,このすすが洗濯しても落ちにくいこと。またやってしまった。の,繰り返しです。
 そしてこの冬,ホームセンターで空缶回収用の火ばし,長さ75cmを見つけたのです。600円也。
この火ばしに,100均のヘラをボルトで固定して,灰かき火ばしは完成しました。さらに火ばしの先は,重い薪をつかめるように少し曲げました。やったあ。いいものができたぞ。ところがストーブの管理人が使ってくれません。どうも火ばしが長過ぎて,力が入らないようです。ということで,1つになるはずの道具が3つになって,チョッと混雑しています。

2012年4月11日水曜日

京都の旅2

金閣寺の次は北野天満宮に歩いて移動します。
 途中の平野神社では猪やパンダが桜の咲くのを待っていました。


 北野天満宮では多くの人が梅の香りを楽しんでいました。満開です。


 バスに乗って銀閣寺入り口から歩きます。椿の通路が素敵です。


 境内の寺院は大きくはないけれど,端正で力強さを感じます。


 そして,銀閣寺と向月台のあるお庭です。ただ,美しい。


 境内を隈なく巡る遊歩道は,押し寄せる観光客をさばくには効果的で良く計算されているように思いました。

 川沿いに,哲学の道を南禅寺に向かいます。


 
 道沿いの山は,スダジイなどの大木が茂る鬱蒼とした森でした。昔から樹木の伐採は禁じられていたのかもしれません。


 止水弁のふたの上では野良猫が日向ぼっこをしています。そして猫を見ながら数人の観光客も日向ぼっこです。

  この猫たちを見て,人は何を考えるでしょうか。
別に旅行なんてしなくてもにゃあ,地元の歴史を大事にすれば幸せになれるんじゃあにゃあの。
それに気づくための旅なのですよ。猫ちゃん。

2012年4月10日火曜日

道の駅でお買い物

先日,バイパス沿いに道の駅ができたと言うので,お出かけの帰りに寄ってみることにしました。
いっぱいの駐車場に降り立つと,目の前には春の日差しの中で輝く瀬戸内海と工場地帯が広がっています。行き交う人々の多くが楽しそうにソフトクリームを食べていました。
 早速,定番の売店に行ってみます。鮮魚や野菜から自慢の加工品がたくさん並んでいます。
 そういえば最近,ふれあい市場でいつも買っていた五平醤油がなくなり困っていました。1L500円のたまり醤油は,どんな料理も極上の味に仕上げてくれました。

 代わりになる醤油を探すと,1000円で3年物の濃口醤油900ccを見つけました。お味が楽しみです。
 それから,息子が干しダコを見つけました。大きい物は3000円ですが,4枚入りで1000円の物を買って帰ることにしました。嘉永元年創業の老舗です。

 ところが,帰りの車の中で息子たちが騒ぎ出しました。
詐欺だあ。どうしたん。タイ産のタコだ。瀬戸内海じゃないの。そりゃ詐欺だあ。でもタイの海のほうがきれいじゃないん。そうかも知れん。空気も綺麗じゃないん。そうかも知れん。そりゃ,めでタイだろ。
 おうちに帰ると,母さんに晩御飯に焼いてもらいました。グリルを開けるとあら,不思議。30cmのタコは15cmに小さくなっています。私は焼き過ぎていませんからね。そのとおり。よっぽど薄くなるまで引っ張って干してあるようでした。詐欺だー。
  でも,おいしく頂いたので良かったです。

2012年4月8日日曜日

チェンソーの修理2

樫の木の玉切り中,大事なチェンソーを壊してしまいました。このチェンソーは,生前お義父さんが使っていた共立ECHO362です。ちょっと重いのですがパワーがあるし,30年前の機械ですがエンジンの調子も良いので,我家の庭で活躍していました。排気量は36cc,チェンガイドは40cmです。
 実は1年前に,スターターロープが切れるトラブルがありました。自分で直そうと分解したのですがゼンマイを収めることができず,結局農機具屋さんに修理して頂きました。30分で3000円也。
 そして今回はアンダーガードの破損です。30年前の部品があるとも思えず,半ば諦めの気持ちで農機具屋さんを訪れました。機種を確認し,整備士さんが倉庫から持ち出したのは362の本体でした。我家の362よりきれいです。S61.8のサインがありました。部品取り用に保管されていたんですね。早速アンダーガードを交換。その時燃料が漏れていたので相談すると,キャップ交換。アクセルのゴムが千切れそうなのを見つけてアクセル交換。よっぽど本体交換をお願いしようかと思いましたが,グッと我慢の30分で,6000円に収まりました。感謝,感動,一安心です。
 これでまた,伐採,小径木用のPMSと,玉切り用のECOHを使い分けて薪作りができることとなりました。

 そして,なんとか玉切りを終えることができました。
 後は大量の薪割りが待っています。勤務異動でちょっと大変ですが,こつこつ,やるしかありませんね。
 
 ちなみに,最新の共立362は85,000円だそうです。チョッと気になります。
もし購入するなら,やはり地元の農機具屋さんです。何十年もお世話になりますからね。


2012年4月6日金曜日

BDFと廃食油の混合燃料

車検時の届出で,晴れて廃食油100%燃料併用が認められました。
 軽油もここに来て1Lが135円になり,BDFの存在価値も上がるばかりです。これを契機にBDFの利用者が増えてくれるといいですね。
 ところで,桜の山農場では廃食油そのまま燃料を使っていると聞きました。始動時は軽油を使い,暖機後は廃食油に切り替えるらしいのです。すばらしい。でも少し大変そうです。
 そもそも,ヂーゼルエンジンはピーナツオイルを燃料として開発されたと聞きました。それならサラダ油でもOKでしょう。でも,現在作られているヂーゼルエンジンは,軽油に合わせて設計し調整されているらしいのです。更に燃費を上げるために圧縮率を上げ,廃ガス浄化のために微妙な調整もされていると思われます。
 幸い,我が愛車は20年前の設計です。BDFでは極めて快調です。そこで職場から持ち帰った廃食油を少し混ぜてみることにしました。


 今回のやり方です。
1 しばらく静置した廃食油の上澄みを,少しずつポリ容器に移します。
  底の濁りが線になって出てきたら,後は処分します。
2 BDFを入れて混合します。
3 燃料タンクに入れます。
 
 今回は4分の1程の混合でしたが,とりあえず快調です。
 夏場であれば,もっと濃くても大丈夫かも。
 でも,他の人には勧めません。
 万が一壊れたら大変ですから。
 本当は,廃食油をそのまま燃料にできるエンジンを販売して欲しいと思うこの頃です。