2013年8月23日金曜日

アニフィス夏の音楽祭

広島で開催されている音楽祭に行ってきました。世界の演奏家と国内の演奏家のセミナーが楽しみだったのですが,イノちゃんのお陰で間に合いませんでした。夕方のコンサートまで時間があるので,久しぶりに平和公園を散策します。


公園内では外国の人が目に付きます。ベンチで涼む地元のお年寄りも結構いらっしゃいました。
公園内の樹木は思ったよりも小さくて,30年生位に見えました。祈りの場としては,鎮守の森のように大きく神聖な木々が似合っているように思います。ドーム対岸の若い染井吉野は寿命も短くて貧弱な印象でした。人も少なくてちょっと寂しい感じです。周りのビルを木で隠し,記念撮影です。


コンサートの前に,セミナー会場で無料のプロムナード・コンサートが行われました。
リラックスした雰囲気の中,演奏家の楽しそうな表情がとても印象に残りました。


19時からのコンサートでは,息子と2人できるだけ前の席に座りました。
最初はモーツァルトの弦楽5重奏3番です。先生の演奏は,余裕の演奏と全開の演奏のメリハリがあって新鮮でした。指使いは,速いのに確実。次の音のために予め移動するので速く見えません。陸にとって,今日1番のお気に入りの曲でした。
メンバーが代わって,フンメルの7重奏1番です。生徒のバイオリンはブンブン良く鳴りますが,先生のバイオリンは音が緻密で深いつやがありました。何十年,何百年も引き続ければあんな音がでるのでしょうか。広響の山根さんはいつも笑顔で,これでもか,これでもかと楽しく激しく演奏されていてとてもよかったです。フンメルの曲はどこかで聴いたことがあるような気が。そう,絶対にトムとジェリーです。スパイクの気持ち良さそうな居眠り。ジェリーの踊るワルツ。トムがいたずらする時のピチカート。生き生きとした演奏は私にとって今日1番の曲でした。
最後はブラームスの弦楽5重奏2番です。音の重なりがとても心地よくて,母さんのお気に入りでした。


毎日聴きたいけれど,遠いので困難です。広島の人がうらやましい。でも,思ったより人が少なかったのは残念です。小学校などでもっと体験できる機会が増えるといいですね。


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