2012年8月5日日曜日

我家の防災訓練は鮎塩焼き定食

南の村では,今でも正午と18時にサイレンが鳴ります。正午のサイレンを聞けば,田んぼ仕事をやめて昼ごはんを食べに家に帰ります。18時のサイレンが鳴れば,子供達は遊ぶのをやめ,大人達は仕事を終え,家路に着きます。
 今日は避難訓練ということで,早朝6時にサイレンが鳴りました。これを合図に各地区避難場所に集合します。我家もサイレンを聞いて直ぐに家を出ました。あれえ。誰も出てこないなあ。もしかしたら1番乗りかなあ。ところが広場に着くと既に全員集合していました。もしかして,最後ですか。やっぱ,田舎の人は仕事が早い。最後に,防災会長さんが予定通り到着されました。
 
 広場では次男が仲良しの雄一郎君と話しをしています。今日,鮎祭りに行くよ。去年は鮎を5匹もつかまえたんだー。へー,いいなあ。つかみ取りにはコツがあってー・・・・・。既に気持ちは鮎のつかみ取りに飛んでいます。
 父さん今日は予定通りキャンプに行くん?まあキャンプはいつでも行けるから,鮎祭りに行くか?
うん!
 急いで家に帰ると,朝ごはんを食べて宿題をしてバイオリンをして水着を用意するのも早いこと。
 受付の30分前にはまだ人の少ない鮎祭り会場に到着していました。
 そして1時間も前から,二人でつかみ取り会場の偵察です。


 入漁料500円を払っていよいよスタートです。毎年参加しているらしい地元の子供達は,自分の場所を決めて足を広げています。元気な鮎に逃げられて途方に暮れていた次男も隣の鮎取り名人を見習って頑張りました。
 1匹ゲットー。それでもヌルヌルして逃げられそうです。やったぜ感と緊張感で顔が引きつっています。なんとかビニル袋に入れました。よっしゃー,グッジョー!大の大人がつい大声で応援してしまいます。お恥ずかしい。隣のおばあさんに謝ります。
 25分の制限時間で6匹程つかまえることができました。やったぜ,大漁だあ。


 その後は仲良しの和樹くんと魚取りに夢中です。そろそろ帰るかー。まだ魚がいっぱいおるんよ。
風があるので川に浸かっているほうが暖かくて気持ちいいのです。手長エビやハゼ,すじエビをつかまえました。こんな近くに,こんないい所があるんだなあ。子供の目線は新鮮です。


 今日は鮎も取った事だし,家でキャンプするかー。いーね,それ。僕,何しよっか。よし,じゃあ父さんは竹串を削るから,米を研いどいてくれ。わかったー。できたよ。
 よし,じゃあ1輪車に庭の木くずを集めてくれ。よく乾いてるからな。これを燃やせば炭を使わなくてもいいだろ。


 結構難しいけれど,上手に竹串に刺してくれました。


 熾き火になったところで,風除けを造り,遠火でじっくり焼き上げます。


 50年前のおじいさんの飯ごうで,ご飯もふっくら炊けました。

 
  鮎の塩焼き定食,モロッコ豆,蔓紫,トマト,豆腐,生酢添えの完成です。


 うまかったあ。でも,ご飯が足りないなあ。オコゲを少し,ゴシゴシするか。バキッ!
あーあ,またやちゃったあ。力,入れすぎなんだよなあ。いやあ,うちは古い物大事に使ってるから,こうゆう事もよくあるんだよ。すまん。
 

 その後パラパラ降ってきて,庭でのテントは中止となりました。リビングに張るかあ。だーめ。了解。
 ということで,我家の防災訓練の続きは延期となったのでした。





























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