2011年12月19日月曜日

瀬戸内海の塩作り

昨年,仕事で煙突のあるお宅に伺った時に,一人暮らしのおじいさんが教えてくれました。
「自分で海水から塩を作り,その塩でにぎったおにぎりは,本当にうまいよ。」
 ここ瀬戸内では,戦前まで各地に塩田が広がっていたそうです。人々は普通に海の塩を食べ,今よりうまいおにぎりを普通に味わっていたことでしょう。
 お店に行けば,各種の海塩が並んでいます。解っていても,つい安い塩を買ってしまう自分が情けない。
 こと,コストの問題ではない。知識の問題でもない。何が大切なのか。本当に理解するためには自分でやってみないとだめだ。
 
 ということで,雪の降りそうな荒れた冬の海に来てしまいました。


 
 高等女学校の青春を描いた映画「エデンの海」はここが舞台だそうです。天気が良ければ真っ青な海が広がっています。1組のアベックが展望台にいます。20年前母さんと出会ったのもこの海でした。今,長靴を履いた自分には場違いな気がします。満潮で岩場に降りることができないので東に移動しました。



 波消しブロックの先端に行き,ポリ容器とペットボトルで海水18Lを採集します。ペットボトルは口が小さくて苦労しました。
 さあ,家に帰ったらストーブに火を入れ,鍋をかけ,海水を入れます。


 朝と晩しか火を入れないし,ほこりが入るので蓋も取れません。何日かかるかわかりませんが,できあがるのが楽しみです。

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