2011年12月31日土曜日

自家製小麦で 年越し手打ちうどん

今朝,餅つきの前に年越しうどんを仕込みました。
 小麦は昨年作った農林61号です。この春に桜の山農場さんで製粉して頂いたものです。
 私の作り方です。
1 小麦粉500g,水230g,海塩20gをビニル袋で軽く混ぜる。
2 こし自慢に入れて20分捏ねる。
3 ビニル袋に戻して丸くし,半日ねかせる。


 夕方からは息子たちと作業再開します。
4 5つに分けてビニル袋に入れて踏んで延ばす。
5 まな板に片栗粉を敷き,延ばして切る。
6 10分茹でる。


 猪のばら肉タバスコ味を盛りつけて,大好きな柚子を削り散らしました。


 2杯目は,めんつゆでつるっと頂きました。ふう,おなか一杯です。

 今年1年お疲れ様でした。


5分搗き玄米鏡餅

鏡餅は,あまり早く搗くと,正月明けにはカチカチになってしまいます。ラップで包むのもかっこ悪いので,大晦日の今日,搗くことにしました。
 昨年,桜の山農場さんに頂いた玄米餅がとてもおいしかったのを思い出し,もち米は5分搗きにしました。
 機械はMKの「こし自慢(5合用)」です。6年前に息子がサンタさんにお願いしたものです。 
 受験勉強中の息子に使い方を聞きながら操作します。



 玄米は吸水率が悪いのか固めに仕上がるので,途中で差し水をします。白米にして,蒸すときにぬかを入れれば簡単にできるらしいのですが,我が家には少量の精米機がありません。
 少し長めにこねると,つぶつぶがなくなりました。
 続いてバットに取り出し,整形します。速くしないと,しわしわ餅になってしまいます。でも熱い。このときばかりは勉強中の息子も動員です。
 できた御餅を最初はバットに並べていましたが,底がすぐに濡れてしまいます。平らなザルに入れてやると蒸れてくっつくこともなくなりました。
 

 1升搗いて,鏡餅2組,平餅20個できました。息子たちが大きくなったので,なんだかすぐになくなりそうです。来年はたくさん作るつもりです。

2011年12月29日木曜日

2年かけて茶葉の熟成

10年前,竹林の伐採を決意し,5年前に梅を植えました。竹が絶えたので草刈を減らしてゆくと,お茶の木が1本元気に生えてきました。50年前にはお茶の木が植えてあったのかも知れません。
 2年前の5月,黄緑色のつやつやした葉が伸びてきたので自家製のお茶を作ることにしました。
  私のお茶の作り方です。
1 お茶の若葉を摘む。
2 天日で乾かす。
 早速,お湯を注いで味わいました。いい香りです。そのあとです。あちゃー。すごい渋味が広がりました。なんじゃこりゃ。意気消沈。

 それから2年,茶筒の中で忘れられていた茶葉を再び飲むことにしました。
 きっかけは新聞です。古くから中国で薬として飲まれていたお茶には多くのカテキンが含まれており,シャーレの中ではインフルエンザも死滅するとありました。その効果はどの抗菌薬よりも強かったそうです。そしてそのカテキンが苦味渋味の元であると書かれていました。
 これはうがいに使える。
 2年ぶりに茶筒から取り出してお湯を注ぐ。色はうぐいす色から濃いオリーブ色に変わっている。当時のさわやかな香りはない。うがいをする。
 あれっ,苦くない。おいしい。
 ということで,2年熟成茶葉は見事我が家で完成したのであります。と勝手に思っています。


 新聞に,茶葉は食べるともっと良いと書かれていたので食べてみました。なんだか元気になった気がします。そしてその夜はいつまでたっても眠れませんでした。
 調子に乗っちゃあいけませんね。ほどほどに。

2011年12月28日水曜日

椎茸の促成栽培

今年の秋は暖かく,11月に4.5本のほだ木しか椎茸が育ちませんでした。
 12月に入って急に寒くなり,やっと椎茸の子供がたくさん頭を出したものの,今度は凍り付いてなかなか大きくなりません。
 温室は作りたいけどまだありません。そこでバケツに入れて浴室で育てることにしました。 ところが家族が大反対。結局,朝からは玄関で過ごし浴室で寝ることになりました。
 そして1週間,2本のほだ木から無事椎茸が育ちました。


 椎茸できたから食べようぜ。塩バターで炒めれば,ごはんがいっくらでも食べられる~。
えっ,もうすぐお正月じゃん。とっといてよ。
 ということで,大晦日まで,ト・ホ・ホ・のおあずけです。
 残りのほだ木が20本あります。全員が育つのは,いつになることやら。

2011年12月27日火曜日

ビバ!マルイチ

我が町には,知る人ぞ知る,知らない人は全く知らない老舗のスーパーマーケット「マルイチ」があります。レジは2列,普段は1列。従業員は5人位?お客は5人。お客の1割は弁当目当てのサラリーマン,7割はお魚目当てのおばあちゃん。というお店に,毎日通うのは我が夫婦です。
 晩御飯のおかずは,とりあえずマルイチ行ってから,と今日も息子と来店すると,ありました。今まで見たことない「うちわエビ」です。


 でっかいなあ。300円か。買えそうだな。すごいなあ。どうやって食べんのかなあ。うまいかなあ?あっ,焼いても茹でてもおいしいですよ。でも身はちょっとしかないですよ。
えっ,マイナス意見は先に言ってくれないと。でもやっぱり買いたい。ドキドキするなあ。
 ということで,無事買い物も終わり,ドキドキしながら3分間蒸しました。


 オレンジ色のうちわエビを真っ二つに切り,プルプルの白身を口に運ぶと,それはまるでイセエビのようにあまく,もちもちでした。


 あるときはオコゼ500円,30cmの天然タイが500円,太さ4cmのアナゴ500円。ヤズ500円。
あるときは刺身100円を根こそぎ買って自慢してた奴もいた。大人気ない。
またあるときは,1つ買うと,もう1つがただ。1つでいいから,と,レジに行くと,どうしても1つ付けようとする店員と言い合いになった奴。
 かく言う私も,和牛ロース焼肉300円,食べきれないのに3パック買い占めたこともありました。お恥ずかしい。
 こんなお店,他にない。こんなにドキドキする店,おもろいお店がなくなってしまう。
 残りあと1ヶ月。私たち庶民の味方,マルイチ。ありがとう,マルイチ・ストアー。
 ビバ!マルイチ。

2011年12月26日月曜日

門松を作る

クリスマスが終わると正月の準備が始まります。
大掃除,墓掃除,門松,餅つき,おせち料理,しめ縄,うらじろ取り。
門松作りは1日がかりになるので,予定のない今日,することにしました。

 私の作業手順は次のとおりです。
1 裏山にあがり邪魔な孟宗竹をチェンソーで切る。 
  使わない竹は立てたまま枯らせば邪魔になりません。
2 色のきれいな1・2年生の竹を,10m分切り出す。
3 門松の高さを1.5m位と決めて,20cmずつ短い竹3本を2組作り,チェンソーで上部を斜めに
  切る。その後切り口をノミで整える。
  手鋸で切るときれいに仕上がるのですが,体力がいるので,つい機械に頼ってしまいます。
3 3本ずつ2本の綱で縛り,パラソルスタンドに突き立てる。
4 下側の綱のすき間に松や南天などの枝葉を差し込み飾り付ける。


5 今年は息子が切れ端で,「ちい門松」も作ってくれました。

 私にとっての門松は,5月のこいのぼりの感覚です。
 元々は神様の来る目印らしいのですが,飾られた竹や松を見ていると,子供の健やかな成長を見守ってくれそうな気がします。


 それにしても今年は,竹の少ない年でした。まず,毎年楽しみなたけのこが不作でした。竹山の管理は楽でしたが,来年も竹の子が不作だと困ります。人間とは勝手なものです。
 竹にとって本当に厳しい環境が続くと,一斉に花をつけて子孫を残し,枯れてしまうかも知れませんね。子孫の中には,新しい環境に適応できる株がきっといるはずです。

クリスマスの夜

仕事の関係で今日が我が家のクリスマス。
 チキンは母さんの担当です。ローストレグは1時間かけて皮パリ身ふわに仕上がりました。
 息子2人はケーキの担当です。実家の甘すっぱいキウィがぎっしり入った力作は兄弟で仕上げたそうです。トッピングのいちごを2つに切ったのは,食べやすくてグッドでした。ただし,スポンジは市販品です。
 私の担当はピザ。柔らかい生地を丸く延ばすのは難しいですね。戻ろうと縮むのは生地が硬いのでしょうか。


 準備ができたらストーブの中へ。これはカレー風味です。


 何枚も焼くときは奥に薪を補給したり,フライパン自体の過熱を防ぐため鉄板を敷いたりと調節が必要です。


 テーブルの上は大騒ぎですが,なんとか写真も撮れました。お恥ずかしい。



2011年12月25日日曜日

薪割り同好会

今日は朝から厳しい寒さです。
 先日から気になっていた,煙突のできたお宅に伺うことになりました。
 純和風の住宅をおしゃれに改装され,広い台所に設置されたアンコールは,太い梁の下,ずっと前からそこにあったようにどっしりと鎮座していました。

 
最初は立って話を伺っていましたが,そのうちいつの間にかストーブの前に座り込んでいました。
途中,人数も増えて4人が車座になり,酒もないのに3時間も話し込んでしまいました。奥様,娘様,ごめんなさい。それほどに,このストーブ,いいですね。うらやましいこと,いっぱいでした。
途中で頂いた,かずやんさんの自家製小麦くるみパンちょいトーストがまたうまかったです。
最後は薪割りクラブも結成されることになり,この冬もまた楽しく忙しくなりそうです。

神社の清掃

今日は朝から地元神社の年末清掃です。
 この神社には古い文書が残されており,鎌倉時代には源氏が名主として管理していたそうです。
神社の周囲にはうっそうとした照葉樹の森が残っており,その大量の落ち葉とどんぐりを清掃するのが私たちの務めです。


 朝8時30分の気温が0度,天候晴れ。凍りついた本殿の清掃が終わり,長い石段を掃きながら降りてゆくと,正面から暖かい日差しに包まれました。そして目の前に広がる田園風景。
 そういえば,近所の名物おじいさんが以前,教えてくれたことを思い出しました。
「安曾田(我が家の屋号)裏山山頂の畑の中の丘は昔の古墳で,だれだれが宝を盗んだんだ。」
 近くの山陽街道沿いには有名な古墳や平安時代の寺院遺跡があります。
 室町時代の文書には,いつもお世話になっている槙野,神田,矢原氏の名前が残っています。
 こじんまりとしたこの地で500年,1000年以上も生活が営まれてきたことを思うと,これからもこの神社を大切に引き継いでゆくことが自然なことに思えてきます。

2011年12月24日土曜日

しまなみ海道一人旅

先日,中学3年の息子が,しまなみ海道へ行くので自転車を貸してくれと言ってきました。
私の自転車は30年前に買ったユーラシアです。ベアリングが2.3個虫食いですがグリスを詰めて現役です。
 ギアチェンジ,パンク修理,ヒッチハイク,輪行袋,ひざの筋肉を使わずお尻の肉で走る方法,疲れても前と後の車を意識することなど,一通り教えました。それでも心配で携帯電話を持たせ,6時半に駅まで送りました。
 午後4時。職場から携帯に電話しても出ない。おかしい。一生懸命走っているのだろうか。
 自宅に電話を入れる。電話に出ないんだけど何か連絡あったか。
 えっ,さっき帰ってきて寝ようるよ。
 えっ,もう帰った。
 そりゃ駅伝やってりゃ,おいらより元気で当たり前でした。よかった。

因島から瀬戸田へ

いよいよ来島海峡大橋だ。
 

吉海いきいき館の海鮮丼でした。

2011年12月23日金曜日

斧で薪割り

先日伐採したクヌギの木を薪割りします。枝の付け根は特に工夫が必要です。
斧はグレンスフォシュのスプリットモールです。

 
  この斧は,少し重いのですが太い丸太も楽に割れます。刃が食い込んでもハンマーで叩くことができます。柄の付け根が薪に当たっても折れにくく,さらに柄が太く握りやすいので気に入っています。
 クヌギはパリッと割れてくれるので,気持ちいいですね。スカッとします。カシの大木やケヤキ,クスノキは繊維が絡んで割れないのでくさびが2本必要です。10倍疲れます。それでも貴重な燃料なので無駄にはできません。
 割った薪は2ヶ月以上日当たりの良い所に放置します。木口にたくさんひびが入ったら雨が当たらず日当たりの良い所に積み上げ2年乾燥させます。
 クヌギやコナラは甘い香りがします。まるでカブトムシの気分です。ブランデーやウィスキーの味も樹脂が溶け込んでまろやかになるのがわかるような気がします。
 楠の木はさわやかな香りがします。雨上がりは特に匂い立ち,気分爽快です。
 植物というものは,ただ光合成して成長するためだけに進化してきたのでしょうか。環境の変化に対応するためにこれほどの違いが必要なのでしょうか。それとも単なる偶然の賜物なのか。
 植物の性質はどこかで動物の生理とつながっています。
 甘い香りはおいしいキノコにつながり,動物の栄養となります。さわやかな香りは動物の迷いを消し去り,健康な精神に導きます。
 長い年月を経てすべての生物がつながっていたのに,その知恵を忘れてしまっているような気がします。
 たまには自然に感謝しないといけないかな。

2011年12月22日木曜日

海塩の完成

  ストーブの上で4日,やっと海水がつぶつぶになりました。
 最後まで鍋にかけるとカリカリになって取れなくなってしまいます。最後は皿に移し,電子レンジで水分を飛ばそうとも思いましたが「ここまでやって,それはないでしょう。」と家族の反対で却下,鍋を浮かせてじっくりと乾かします。


 思っていたよりたくさんの海塩ができました。ゆっくりと蒸発したためか,思ったより大きな結晶です。 計ってみると850gありました。


2ヶ月位は使えるでしょうか。 早速、おにぎりを作りました。


 無農薬で5分搗きのごはんのこおばしさが、やさしい海塩に引き立てられて噛めば噛むほどうまくなる。ような気がします。子供もとてもおいしいと言ってくれました。 作ってよかった。

2011年12月21日水曜日

干し大根の完成

先日から母さんが作ってくれていた干し大根が1週間で出来上がりました。

        
 
 これで大根2本分です。こんなに小さくなるなんてびっくりです。甘い,いい香りがします。
 水で戻して油揚げとともに煮付けてもらいました。思ったよりも大きく戻るもんですね。


 
 適度な歯ごたえ,ふくよかな甘み,香りがあっておいしく頂きました。感謝。

2011年12月19日月曜日

瀬戸内海の塩作り

昨年,仕事で煙突のあるお宅に伺った時に,一人暮らしのおじいさんが教えてくれました。
「自分で海水から塩を作り,その塩でにぎったおにぎりは,本当にうまいよ。」
 ここ瀬戸内では,戦前まで各地に塩田が広がっていたそうです。人々は普通に海の塩を食べ,今よりうまいおにぎりを普通に味わっていたことでしょう。
 お店に行けば,各種の海塩が並んでいます。解っていても,つい安い塩を買ってしまう自分が情けない。
 こと,コストの問題ではない。知識の問題でもない。何が大切なのか。本当に理解するためには自分でやってみないとだめだ。
 
 ということで,雪の降りそうな荒れた冬の海に来てしまいました。


 
 高等女学校の青春を描いた映画「エデンの海」はここが舞台だそうです。天気が良ければ真っ青な海が広がっています。1組のアベックが展望台にいます。20年前母さんと出会ったのもこの海でした。今,長靴を履いた自分には場違いな気がします。満潮で岩場に降りることができないので東に移動しました。



 波消しブロックの先端に行き,ポリ容器とペットボトルで海水18Lを採集します。ペットボトルは口が小さくて苦労しました。
 さあ,家に帰ったらストーブに火を入れ,鍋をかけ,海水を入れます。


 朝と晩しか火を入れないし,ほこりが入るので蓋も取れません。何日かかるかわかりませんが,できあがるのが楽しみです。

2011年12月18日日曜日

ジャガイモの収穫

今年の春は散々でした。寒さのせいか,ジャガイモはひょろひょろ苗で全滅。掘り起こすのも面倒でほったらかし。秋には種芋がないので,草刈りだけしてほったらかし。それでも両端に数本の芽が出てひょろひょろに育っていました。
 ところが最近,ねぎを取りに行った息子がりっぱなジャガイモを持って帰りました。
「霜が降りるまでに掘っといてよ。」「おう,よし。」


 あきらめていたジャガイモですが,りっぱな芋になっていました。
 不思議な事が2つ。
1 20mの畝の両端だけ株が育ったこと。
  元が水田のため,両端以外は水はけが悪く,長雨で芋が腐ったのかもしれません。
  来年はしっかり畝を高くします。
2 除草なく,肥料なくとも良く育ったこと。
  1年の放任で土の状態がよかったのか。来年は同じ畝で比較実験したいと思います。

   と言っても種芋が足りません。
10年前に仕入れた安芸津まで,小粒1バケツ500円也を探しに行こうと思います。

2011年12月17日土曜日

干し大根作り

大根の食べ方は色々あれど,なかなかたくさんは食べられません。収穫しても食べきれず,傷んでほかすこともしばしばです。
 今年は実家からたくさん頂きました。有機栽培でとても甘く,ほかすのはもったいないので,干し大根を提案してみました。
 そして雑木の伐採から帰ってみると,干してありました。


 2本分の大根です。「太いんじゃーないの」と思いましたが口には出しません。
天気が続きそうなので良く乾きそうです。

2011年12月16日金曜日

柿酢の仕込み

先日,近所のかずやんさんに発酵中の柿酢を見せて頂きました。そういえば20年前,実家のお袋が作っていたのを思い出します。甘みがあって,こくがあって,なますがうまかったような気がします。あの時は西条柿でした。今年残っているのは富有柿です。

 
 先日,熟した富有柿を食べたとき,すっぱい部分がありましたがおいしかったのを思い出し,仕込みを決心しました。
 とりあえず,真っ赤な柿を収穫し,軒先に並べます。


 柔らかく熟した柿からガラス瓶に入れてつぶしました。寒くなるとなかなか熟してくれません。
時々つまみ食いするので,余計に日数がかかります。
 1週間でやっといっぱいになりました。

 
おたまで混ぜた後に味見をすると,柿の香りのする甘酒でした。
 柿がまだ残っているので,2瓶目も作っちゃいます。完成は未定です。

2011年12月15日木曜日

チェンソーの修理

私のチェンソーは,10年前にナフコで一番安かったタナカのPMS330Aです。カタログで3.15kgなのに全装備で4.2kgになります。それでもいざと言う時は片手でも操作できる軽さが気に入っています。奥山や急斜面での作業,竹林伐採では特に重宝しています。
 ところが,伐採木の枝打ちをしていたところスターターロープが戻らなくなりました。プーリーを分解するのは勇気が要ります。少しずつ部品をはずしてゆきました。


 ここまでは大丈夫。でも内部はすごい汚れです。10年分の鋸くずと油がこびりついています。ドライバーとコンプレッサーで清掃しました。白いプーリーをゆっくりとはずしていくと,ゼンマイの止め端が折れていました。ペンチで端を曲げてロープを巻きつければ修理完了。シンプルな構造で素人でも整備できるのがいいですね。ほっと一安心です。
 ついでに刃も研ぐことにしました。


 私の研ぎ方です。
1 チェンソーを立てる。
  これは研ぐ深さを一定に保つためです。
2 やすりに,やすりホルダーを取り付ける。(オレゴン製)
  これも研ぐ深さを一定に保つためです。立てて研ぐのに慣れれば要りません。
3 左手でチェーンを固定し,右手で30度に合わせ,押し出して研ぐ。
  しばらく研いでない時は,刃の上面の平らな面に鋭い刃が付くように,しっかり研ぐ。
     やすりは思いの外早くツルツルになります。消耗品なので予備が2本は必要です。
4 刃を研いでも切れが悪い時は,デプスゲージを少しだけ削ります。
  私のようにグラインダーで削り過ぎるとチェーンが伸びて外れるので慎重に。

 刃を研いでないとエンジンの音が違うので,近所のベテランにすぐにばれてしまいます。
 安全のためにも整備は大事です。
 
 ついでにプラグを確認します。ひさしぶりです。真っ黒です。
混合油は25:1のところを高級オイルで50:1にして使っています。混合気が濃いかもしれないのでハイのねじを締めていくと,エンジンの吹け上がりが軽くなりました。軽く吹け上がれば心も軽い。
 古い機械はまめな調整が必要なのかも知れません。
 
 チェーンオイルが少なくなったのでペットボトルから廃食油の上澄みを補給します。環境に優しく無料で手に入るので,ずっと使っています。長期間使わないと固まってしまうのですが,1年中使うので支障ありません。

 後半の枝打ちも,おかげで順調に進みました。

2011年12月14日水曜日

雑木の伐採

 我が家の南側には雑木林があります。すぐ西側にある畑の日当たりが悪くなったので,伐採することにしました。ところが5年前に建てた東屋やもみじの木がすぐ下にあります。そこでロープで引っ張りながらの伐採となりました
CA390309
 ロープを架ける位置は高いほうが良いので,少し木登りします。次に根付のロープにハンド・プーリーをかけます。長いロープの途中にもやいの輪を作り,プーリーのワイヤーフックをかけてパンパンに張ります。右斜め後ろに引っ張った状態です。準備良し。
 ここでチェンソーの出番です。まず,倒す側に受け口を入れ,傾きを見ながら追い口を入れていきます。全部切るとチェーンを挟まれるので直前で止め,安全な位置で,ゆっくりと倒れるのを確認します
  うまく真横に倒れてくれました。後は気を付けて枝を落とします。
CA390311
 今日は直径30cmのコナラとクヌギ,20cmのねむの木を伐採しました。コナラは椎茸のほだ木に,他は薪となります。
CA390312

2011年12月10日土曜日

初冬の宮島参り

来年の大河ドラマの舞台,宮島に行って来ました。
途中,太陽光パネルがたくさん乗っかりそうなおしゃれな建物を発見しチェックします。


その後,広電に乗って宮島口に到着。



 フェリーで宮島に渡ると,ここは北西向きで,早朝は朝日が全く当たりません。子供の記念写真も寒さで顔がこわばって使えません。
 厳島神社は大潮の満潮で,床板が濡れそうです。建立されてから,どれだけ潮位が上がったのでしょうか。



新装オープンの水族館でやっと子供に笑顔が戻りました。
ゴマちゃんがウィンクしてくれました。


 昼ごはんはちょっとぜいたくに,あなご重,かきフライ丼,じゃこめし・そば定食,そしてなぜか尾道ラーメンです。瀬戸内の味覚を堪能しました。


     
          

午後からはロープウェイで弥山に登ります。



山頂からの眺めは雄大ですが,樹齢50年を超える赤松やつがの木が立ち枯れているのが気になります。酸性雨の影響か,ただ本来の照葉樹林の森に戻りつつあるのでしょうか。
対岸の山では,白いものが舞っているのがはっきりとみえました。寒いはずです。


徒歩1時間で下山後は,浮いたロープウェイの運賃で,体力回復のためうまいものを根こそぎ食べることになりました。
焼きたての牡蠣,揚げたての棒天ぷら,焼きたてのもみじ饅頭各種をいただいて,なんとか今年1年を締めくくる旅となりました。

2011年12月8日木曜日

我が家の定番 鶏料理

明日は忙しいので,母さんがいつもの作り置き料理を作ってくれました。 手間を惜しまずことこと煮込んであるので,とてもおいしいです。



 作り方はだいたい次の通りです。
1 鶏の手羽元を鍋に入れる。
2 水,醤油,酢を入れる。
3 2時間煮込む。
4 にんにく,生姜を入れ,30分煮詰める。
5 手羽元を取り出す。
6 スープに作りたて半熟卵を浸して冷ます。



 レタスに巻いて食べれば,最高のご馳走です。冷めてもおいしいので,お弁当にも向いています。 子供達も大好きです。感謝。

2011年12月6日火曜日

黒豆で納豆作り

丹波の黒豆で,2週間に1度,納豆を作っています。普通の納豆よりも甘くてこくがあり,とってもおいしいです。もちろん豆は自家製です。
 私の作り方です。
1 1昼夜,水に浸す。
2 圧力鍋でシュッシュッと噴いたら5分加熱後,余熱で調理する。
3 ボール付きのざるに移す。
4 市販の納豆に少量の熱い湯をかけ,ネバネバ汁を黒豆にかけて混ぜる。
5 ダンボール箱にペットボトルの湯たんぽを入れる。
6 材料の入ったボールごと箱に入れ,台所紙をかけてふたをする。
7 ストーブのそばで2日後に完成します。


 丹波の黒豆は大粒のため2日かかりますが,小粒納豆であれば1日で完成です。
 納豆が苦手の人は,発酵時間を短縮したり,ポン酢,マヨネーズをかけて食べるのもいいと思います。
 時間に余裕があれば,卵,ねぎ,ポン酢醤油,青菜のひたし,ちりめんじゃこを入れて,いただきます。私の場合,他のおかずはいらないですね。