以前,息子が小学校で,食べられるどんぐりを家族で捜してくださいと宿題を持って帰りました。
その時我家は,15km離れた公園に行ってマテバシイを拾って持って行かせました。帰った息子に聞くと,スダジイが近くの神社にあるらしいよ,おじいさんに聞いたらしいよ,と教えてくれたのを思い出しました。
国道沿いの宗長神社に行くと,入口はきれいに伐採されています。石段を上がりますが,アラカシやモチノキばかりです。
ここにはないのかも,と思いながら境内に着くと,右側,神社の北斜面に何本もの大木が生えていました。
ありました。スダジイの大木の林です。
写真のスダジイの真ん中の幹は,直径60cmで皮が縦に裂けています。同じ株の右の幹も直径60cmですが,皮はツルッとしています。左の幹は直径25cmでした。ここのスダジイは,幹の直径60cmになると成長が鈍り,新たに萌芽した新しい幹や枝を成長させ,それも60cmになると更に次の幹を育てるのでしょうか。そしてそのための時間たるや何百年か。想像もつきません。
更に車を走らせると、右手に深ーい森がありました。日名内神社です。
参道脇にスダジイの大木が何本もあります。直径は70cmです。皮は裂けていますが萌芽はありません。1本の幹で更に成長しているのでしょうか。
スダジイの木がなぜ周辺の山に見られないのか。一旦伐採されると乾燥し,スダジイは生育しにくいのかもしれません。スダジイの好み,性格が解ると,またおもしろいのでしょう。
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