今年は柿が豊作でした。遅くなると熟して失敗するし,一度に食べられないので,今年は10月始めから少しずつあおし柿と干し柿を作ることにしました。
あおし柿は,西条柿20個に焼酎0.5合を用意します。柿のお尻を焼酎に漬け,台所紙を敷いたビニル袋に入れて,3・4日で食べられます。その後冷蔵庫に入れると長持ちします。先日のテレビが温泉に一晩つけても渋抜きができると伝えていたので,来年は挑戦したいと思います。
干し柿は,晴天が続きそうな日に加工します。まず皮むきして水洗後,熱い湯に少し浸けてPPロープに架け,軒下につるします。雨の前には必ず室内に避難させます。表面が湿るとカビが生えてしまいます。
晴天1週間で渋が抜けます。体積が3分の2になり甘みが濃縮され,柔らかいのでジャムとしても食べられます。ブランデーを少し掛けると甘み倍増です。3日に1個位,少しずつ味わいます。あおし柿もありますからね。
3週間で干し柿完成です。粉を噴かせる時は紙箱に入れておきますが,今年は暖かくてカビの恐れがあるので冷凍庫に入れました。冷凍庫でも凍らないのですぐに食べられます。
その後,富有柿も干してみました。実が厚いので乾きにくいのですが,2週間で体積2分の1になり甘み倍増で順調でした。しかし,その後雨が続いて,室内でも緑のカビが生えてしまいました。それでもあきらめず干していくと,カビは黒く変色しカビとはわからなくなりました。もったいないので食べちゃいましたが腹痛もなくおいしかったです。糖度が高いので良い酵母菌もいるのではないでしょうか。来年こそは,食べきれない富有柿の干し柿を成功させたいと思います。
柿こそは,まったく無農薬無肥料でおいしい実をつけます。栄養も満点です。古来から日本の風土に順応した果物と言えます。あまりに当たり前な風景のために,あえて食べようとする人が少ないのですが,もっと認められて良いと思います。スナック菓子に洗脳された子供たちに柿の本当の価値を知ってほしいと思います。放置された柿の実をなんとか活用できないでしょうか。
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