今日は親戚のおばあさんが一人で管理されているみかんを収穫する予定でしたが,あいにくの雨のため中止になってしまいました。瀬戸内海に面した日当たりの良い畑で,低農薬で手間を省いて作られたみかんは,出荷しないため完熟して収穫します。一口サイズで味が濃く,ジュースやお餅にも入れて味わわせてもらっています。収穫では子供も大人も元気になれるので,来年がまた楽しみです。
という訳で,今日は地元室内管弦楽団の定期演奏会に出かけました。 駐車場に着くと車がいっぱい,チケットを購入してホールに入るとほぼ満席です。空いている席を探すと一番前の列がなぜか残っています。音が良く聞こえると思い,腰を低くして静かに席に着きました。
まず最初は,アメリカのバーバーという人の弦楽のためのアダージョです。次々と折り重なる和音に圧倒され,その後いつの間にか夢の世界を漂っていました。とても満たされた感覚でした。後で解説を読むと,その品格と悲哀の曲想から大統領の葬儀でも演奏されたそうです。私の葬儀でも使えるかなとも思いましたが,完全に曲に負けてます。でも参拝者の心が満たされるなら許されるかもしれませんね。
次はブラームスのヴァイオリン協奏曲です。明るいリズミカルな曲で,ブラームスが好んで旅したイタリアや南の国を連想させるそうです。南の村にも合っているかもしれません。独奏ヴァイオリンの音が少し控えめでしたがしっかり聴けました。
最後はベートーヴェンの交響曲7番です。どこかで聴いたことのある第2楽章の静かな旋律がとても印象に残りました。
なぜか今年の演奏会は心に響きました。後ろの演奏者の顔は見えませんでしたが,ヴァイオリンやチェロの一人ひとりの音がそれぞれ響いてくるような感じです。いつもは途中で寝てしまう息子も最後まで聴いていました。
結論。私のような素人は最前列で聴きましょう。でも決して夢の世界で聴いてはいけません。(反省)
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